FX取引では未来の為替相場を予測しますが、その方法は大きく分けて以下の2つがあります。
1.ファンダメンタルズ分析
「ファンダメンタル」とは、「基本的な事柄」という意味です。
FX取引の場面で具体的に参考にするのは、「国のGDP、産業構成、失業率などの経済指標」と「金利」などです。
為替相場は国と国の経済的な関係性によって変動しますから、これらの指標の分析はとても有効で、利にかなっています。
2.テクニカル分析
実は為替相場はファンダメンタルズだけでは説明できない変動をすることも多いのです。
それを読み説くために「テクニカル」な分析をします。
未来はわからないですが、過去の「為替相場の動き」というデータなら膨大に存在します。
それをもとに、チャートのグラフの動きをから、今後の動きを予測します。
つまり、まず先に「ファンダメンタル」があり、それを補うのが「テクニカル」というわけです。
だから初心者が学ぶ際はまず「ファンダメンタルズ分析」から始めましょう。
ファンダメンタルズ分析は因果関係がはっきりある相場の変動を予測するものです。
各国の「戦争」「政権交代」「金融政策の転換」「バブル崩壊」などの出来事は当然、為替相場を動かします。
長期的には確実に影響を及ぼしますから、ファンダメンタル要因は長期投資を考える人にはより重要です。
しかし、短期で勝負、デイトレードをする人にとっても無視できるものではありません。
「まずファンダメンタルありき」と考えて、しっかり経済のことを勉強しましょう。